ファンタジーの職業一覧|役割別50種と上位職・ユニークジョブ、冒険者ランクまで
ファンタジーの職業(ジョブ)とは、世界の決まりの中で人物が受け持つ役割のことです。何が得意で何ができないかが職業で決まります。もとはゲームの考え方ですが、今では異世界ファンタジーのWeb小説でごく当たり前の設定になっています。
この記事では、職業50種をパーティの中での役割ごとに分け、物語でどう使われるかを一言ずつ添えました。一覧のあとに、上位職とユニークジョブ、「外れ職業」から始まる話、冒険者ランク、職業の仕組みを自分で決める方法をまとめています。
ポイント
- 職業はほとんどが戦闘・魔法・回復・斥候・支援・生産の六つの役割に分かれる
- 職業は「できること」と同じくらい「できないこと」で決まる
- 上位職とユニークジョブが、主人公の伸びしろになる
- 物語では、パーティに合わない職業のほうがかえって目立つ
戦闘職
| 職業 | すること | 物語での使いどころ |
|---|---|---|
| 戦士 | 武器を選ばない近接戦 | わかりやすい王道の主人公 |
| 剣士 | 剣一本で戦う | 修行と成長が見えやすい |
| 騎士 | 鎧をまとい、誓いを守る | 義務と気持ちの板挟み |
| 聖騎士 | 神聖魔法を使う騎士 | 信仰と正義のぶつかり合い |
| 狂戦士 | 守りを捨てて怒りで戦う | 武器にも危険にもなる性格 |
| 重戦士 | 前に立って攻撃を受け止める | 仲間を守る役、自己犠牲 |
| 槍使い | 間合いをとって槍で戦う | 騎馬戦、戦場の場面 |
| 武闘家 | 素手で戦う | 鍛錬、心の静けさ |
| 魔法剣士 | 剣と魔法を組み合わせる | 器用貧乏からの大成 |
| 侍 | 刀一本と厳しい掟 | 抑えた強さ、誇り |
魔法職
| 職業 | すること | 物語での使いどころ |
|---|---|---|
| 魔法使い | 学んで魔法を身につける | 魔法学園、知識こそ力 |
| 魔導士 | 高度な魔法を研究し使う | 学者肌、組織の重鎮 |
| 賢者 | 攻撃も回復もこなす | 主人公の師、まれな才能 |
| 黒魔法使い | 呪いや禁じられた魔法 | 誤解される主人公、禁忌 |
| 死霊術師 | 死者を起こして操る | 善悪のあいまいな立場 |
| 召喚士 | 契約した存在を呼び出す | 召喚獣との絆 |
| 精霊使い | 精霊と契約して力を借りる | 自然と文明の対立 |
| 幻術師 | 感覚をだます | だまし合い、信じられない場面 |
| 付与術師 | 物や仲間に魔法を宿す | 地味だが欠かせない役 |
| 錬金術師 | 薬を作り、物質を変える | 実験、爆発、内政の要 |
回復職
| 職業 | すること | 物語での使いどころ |
|---|---|---|
| 僧侶 | 神聖魔法で癒やす | 信仰、教会の政治 |
| 神官 | 祈りと儀式で加護を与える | 権威、しきたり |
| 聖女 | まれで強力な聖なる力 | 誰もが手に入れたがる存在 |
| 治癒師 | 仲間を回復させる | パーティの命綱、追放もの定番 |
| 薬師 | 薬草と薬で治す | ゆっくりだが現実的な治療 |
| 巫女 | 神や霊の声を聞く | 神託、古い言い伝え |
斥候職
| 職業 | すること | 物語での使いどころ |
|---|---|---|
| 盗賊(シーフ) | 隠密、鍵開け、罠外し | 宝探し、揺れる忠誠 |
| 暗殺者 | 影から命を狙う | 追ってくる過去 |
| 弓使い | 遠くから矢を射る | 冷静な判断 |
| 狩人 | 弓と野外での生き残り | 一匹狼、追跡 |
| 斥候 | 道と敵を先に見つける | パーティの目 |
| 忍者 | 隠密と忍術 | 正体を隠す生き方 |
支援職
| 職業 | すること | 物語での使いどころ |
|---|---|---|
| 吟遊詩人 | 歌と物語で力を与える | うわさ、魅力 |
| バッファー | 仲間の能力を上げる | 目立たないが、いないと崩れる役 |
| 魔物使い(テイマー) | 魔物と一緒に戦う | 絆、もふもふ |
| 軍師 | 戦いを組み立てる | 頭で勝つ主人公 |
| 占い師 | 未来をのぞく | 誰も信じない警告 |
| 商人 | 売り買いと交渉 | お金こそ力 |
生産職
| 職業 | すること | 物語での使いどころ |
|---|---|---|
| 鍛冶師 | 武器と防具を作る | 英雄を支える静かな力 |
| 魔道具師 | 魔法の道具や機械を作る | 発明と伝統のぶつかり合い |
| 料理人 | 効果のつく料理を作る | 癒やし、居場所づくり |
| 農民 | 作物を育てる | スローライフ、意外な強さ |
| 建築士 | 城壁や町を建てる | 領地経営、拠点づくり |
| 裁縫師 | 服や防具を仕立てる | 身分、変装 |
| 鉱夫 | 鉱石や宝石を掘る | 地下の世界 |
| 解体師 | 魔物を解体して素材をとる | 地味な職からの成り上がり |
| ゴーレム使い | 石や鉄のしもべを作る | 命と支配の問題 |
| 写本師 | 巻物や魔導書を書き写す | 知識、偽造 |
| 宝石細工師 | 宝石を加工する | 富、隠れた魔力 |
| 調教師 | 騎獣を育て、慣らす | 世代を越える絆 |
上位職とユニークジョブ
職業の仕組みには伸びしろが必要です。よく使われるのは次の二つです。
- 上位職:剣士が剣聖に、魔法使いが大魔導士になるように、段階を上がるごとに力が増し、進める道は細くなります。
- ユニークジョブ:限られた条件でしか手に入らない職業です。本人しか持っていない職業は、主人公に最初から最強ではない強みを与える定番の仕掛けです。
「外れ職業」から始まる話
異世界ものでは、十五歳の儀式で神から職業やスキルを授かる設定がよく使われます。そこで役に立たないと言われる職業を引いた主人公が、追放されたあとに真価に気づく。この「外れ職業・外れスキル」の型は、追放ざまぁと相性がよく、なろう系の定番の一つです。型の全体像はなろう系とはにまとめています。
コツは、外れに見える理由と、本当は強い理由を、どちらも最初に決めておくことです。
冒険者ランク
ギルドがある世界では、職業とは別に冒険者ランクを置くことが多くあります。
| ランク | よくある描き方 |
|---|---|
| S | 国に数人。伝説級 |
| A | 一流。大きな依頼を任される |
| B | 実力のある中堅 |
| C | 一人前の冒険者 |
| D | 駆け出しを抜けたところ |
| E・F | 登録したての新人 |
ランクと実力のずれ(Fランクなのに実は最強)も、物語の出発点としてよく使われます。
職業の仕組みを自分で決めるとき
- 職業をどう手に入れるか。 生まれつき、儀式で授かる、修行で身につける、のどれかを決めます。
- 職業ごとにできないことを決める。 限界があるからパーティが必要になり、選択が重くなります。
- 職業は変えられるか。 転職、上位職への昇格、兼業、それとも一生一つか。
- 社会がその職業をどう見るか。 死霊術師は捕まるのか、農民の職業は笑われるのか。周りの目が、職業を物語にします。
- 数をしぼる。 小説に50の職業はいりません。読者が覚えられる8〜12種類で十分で、残りは背景に置きます。
コピーして使える職業シート
【職業】
名前:
役割:戦闘/魔法/回復/斥候/支援/生産
手に入れ方:
得意なこと:
できないこと:
上位職:
社会からの見られ方:
作中の代表的な人物:TypeTakで職業とスキルの設定をそろえる
TypeTakは、エージェントと一緒に書くAI執筆エディタです。職業ごとに決めた限界を、長い連載の最後まで守るために使います。
- 職業と人物の設定が一か所に残る。 職業、職業で覚えるスキル、その職業を持つ人物をワールドに書いておけば、限界をすぐに確かめられます。
- 書きながら作った職業も漏れない。 本文に新しく出てきた職業やスキルは、TypeTakがまだ整理されていないと知らせ、ボタンを押すとワールドに整理されます。
- 決めた限界を越えた行を見つける。 フィードバックは画面の本文をワールドの設定と照らし合わせます。魔法使いしか使えないと決めた魔法を治癒師が使えば、整合性のカードに出てきます。
世界全体は世界観の作り方、魔法は魔法の種類と属性一覧もあわせてどうぞ。
よくある質問
ファンタジーの職業にはどんなものがありますか?
基本は戦士・魔法使い・僧侶(回復役)・盗賊の四つです。ほかの職業の多くはこの四つを変えたり組み合わせたりしたもので、そこに支援職と生産職が加わります。
ユニークジョブとは何ですか?
限られた条件でしか手に入らない、ほとんど誰も持っていない職業です。主人公に特別な強みを与える仕掛けとしてよく使われます。
小説には職業がいくつあればいいですか?
ゲームよりずっと少なくてかまいません。読者が見分けられる8〜12種類あれば十分です。
冒険者ランクはどう分けるのが一般的ですか?
S・A・B・C・D・E・Fのような段階がよく使われます。Sはごく少数、E・Fは登録したばかりの新人として描かれることが多いです。
外れスキルとは何ですか?
役に立たないと思われているスキルや職業のことです。主人公がそれを授かって追放され、あとで本当の価値に気づく話が、Web小説の定番になっています。
参考資料
この記事を共有
今すぐTypeTakで最初の一文を変えてみましょう
TypeTakを始める
実例でたどるウェブ小説連載
→韓国のウェブ小説『黒魔法使いと言われましたが、得意なのは土掘りだけです』1作を、TypeTakで構想から連載直前まで仕上げていく過程をそのままたどります。