カクヨムコン12の応募要項まとめ
小説を書く方のために、TypeTakチームがカクヨム公式の応募要項を読んでまとめました。2026年10月24日時点の内容です。要項は開幕までに変わることがあるので、応募の前に公式ページもご確認ください。
カクヨムコンテスト12(カクヨムコン12)は、KADOKAWAが主催する小説投稿サイト「カクヨム」のコンテストです。作品をカクヨムに投稿してコンテストに参加するだけで応募でき、受付は2026年12月1日正午から2027年2月1日午前11時59分までです。
ひと目でわかるまとめ
長編は受付終了までに本文10万字以上、短編は400字以上1万字以内です。長編は完結していなくてもかまいませんが、短編は受付期間中に完結させる必要があります。今回いちばん大きな変更は中間選考で、前回のように読者選考のランキング上位がそのまま最終選考に進むしくみではなくなりました。
| 長編(カクヨムコンテスト12) | 短編(カクヨムコンテスト12【短編】) | |
|---|---|---|
| 応募受付 | 2026-12-01 正午〜2027-02-01 午前11:59 | 同じ |
| 読者選考 | 2026-12-01 正午〜2027-02-08 午前11:59 | 同じ |
| 中間選考結果 | 2027年3月ごろ | 同じ |
| 最終選考結果 | 2027年5月ごろ | 同じ |
| 本文の長さ | 受付終了までに10万字以上 | 400字以上1万字以内 |
| 完結 | 不要 | 受付期間中に完結が必要 |
| 主な賞 | 大賞:賞金100万円と書籍化予定(各部門1名) | 短編賞:賞金10万円(短編小説部門はコミカライズして掲載予定) |
部門と賞
長編は、大賞の対象になる8部門と、書籍化経験のある作家だけが参加できる「カクヨムプロ作家部門」に分かれます。応募するときに部門をひとつ選びます。
| 部門 | 大賞の有無 |
|---|---|
| エンタメ総合 | あり |
| 恋愛・溺愛 | あり |
| 異世界ファンタジー【女性主人公】 | あり |
| ライト文芸 | あり |
| 冒険ファンタジー | あり |
| スローライフファンタジー | あり |
| ホラー | あり |
| ラブコメ・美少女 | あり |
| カクヨムプロ作家 | 歴代の受賞者やカクヨム発の書籍化作家などが対象。カクヨムでの独占宣伝権を争う |
長編の賞は、大賞(各部門1名、賞金100万円と書籍化予定)、特別賞(各部門若干名、担当編集がついて書籍化を目指す)、コミカライズ賞(各部門若干名)です。スローライフファンタジー部門は、冒険をメインとしないファンタジーを募集すると書かれています。異世界ファンタジー【女性主人公】部門は、恋愛要素があってもかまわないものの、主人公が自分の才能や努力で活躍するドラマを想定しています。
短編は「短編小説部門」と「エッセイ・評論部門」の2部門です。指定のタグをつけると、長編に組み直してカクヨムネクストで連載する「カクヨムネクスト賞」と、今回新しくできた「Web小説評論賞」の選考対象にもなります。
前回(カクヨムコン11)から変わったこと
| カクヨムコン11 | カクヨムコン12 | |
|---|---|---|
| 最終選考へのノミネート | 読者選考のランキング上位作品と、特別審査員が選んだ作品(各部門15作品程度) | 読者選考期間中の評価を含む作品情報を多角的に見て、カクヨム運営がノミネート |
| 部門の数 | 10 | 9 |
| 部門の変更 | 一度応募を取り下げて再応募。それまでの読者の支持は消える | 小説情報の編集画面から変更できる。ランキングはリセットされる |
| ほかのコンテストとの関係 | 受付終了から結果が出るまで、ほかのコンテストに応募中の作品は対象外 | 結果発表前にほかのコンテストで受賞した作品は対象外 |
| エージェント契約など | 第三者とエージェント契約をしている方の作品は対象外 | それに加えて、作品の商業利用について契約・登録をしている作品も対象外(ほかの投稿サイトのメディア化打診サポートへの登録も含む) |
中間選考の変更で、読者選考のランキングは上位なら通るものではなくなり、判断材料のひとつになりました。何を「作品情報」として見るのかは要項に書かれていません。
ほかのコンテストとの関係も変わっています。カクヨムコン11の要項では、受付終了後に結果が出ていないほかのコンテストへ応募している作品は対象外でした。カクヨムコン12の要項にはその一文がなく、結果発表前にほかで受賞した場合に対象外になると書かれています。ネット小説大賞など同じ時期のコンテストにも出したい場合は、両方の要項を読んでから決めてください。
応募のしかた
- カクヨムの投稿画面で作品を登録します。すでに公開している作品も、受付開始後なら参加できます。
- 小説の設定画面のコンテスト応募欄で「カクヨムコンテスト12」(短編は「カクヨムコンテスト12【短編】」)を選びます。
- 部門を選んで公開すると応募完了です。
ひとりで何作でも応募できますが、同じ作品を2回、または2つの部門に応募することはできません。明らかに合わない部門に応募した作品は選考対象外になり、ランキングにも出ない場合があります。
応募前に確認すること
- 10万字は受付終了の時点で数えます。 受付終了後も更新はできますが、選考の対象になるのは受付期間中の更新分だけです。字数を満たすために作品と関係のない文章を足すと選考対象外になります。
- 受付が終わっても非公開にしない。 受付終了後に作品を非公開にすると、選考対象外になる場合があります。
- 生成AIを使ったらタグをつける。 本文の50%以上がAIの文章なら「AI本文利用」、50%未満なら「AI本文一部利用」、アイデアや校正など補助として使ったなら「AI補助利用」です。タグと実際の使い方が違うと選考対象外になります。検索サービスやワープロの自動校正のような日常的なツールは該当しません。新人賞ごとのAI規定は小説にAIを使ってもいい?にまとめています。
- 商業連載中の作品は出せない。 ほかの投稿サイトで有償連載している作品や、商業利用について第三者と契約・登録している作品は対象外です。
- 受賞の連絡はメールで来ます。 カクヨムに登録したメールアドレスに「contact@kakuyomu.jp」から届くので、受信できるように設定しておきます。期日までに返事がないと受賞が取り消されることがあります。
10万字を受付期間に間に合わせる
受付は約2か月です。12月1日から書きはじめて2月1日に10万字へ届かせるなら、1日あたり約1,600字になります。読者選考の評価も見られるので、開幕前にある程度書きためておき、期間中は決まったペースで更新するほうが落ち着いて進められます。
TypeTakで更新前にフィードバックを受ける
カクヨムコンは期間中に読者の反応が集まるコンテストなので、公開する前に話の弱いところを直しておくと安心です。TypeTakはエージェントと一緒に書くAI執筆エディタで、フィードバックは原稿を読んで直すところを示します。
- 直すところと直し方がわかる。 エディタのツールバーでフィードバックを押すと、画面に見えている箇所を読み、総評、項目別評価、強み、改善点の順に答えます。最後の項目では、指摘ごとに何が問題か、なぜ読む妨げになるか、どう直せばいいかを書きます。
- 長い連載でも設定がずれない。 整合性のカードが、文章の時系列や論理、書いておいた設定と照らし合わせて、食い違っている点をいちばん上に表示します。
- くり返しの言葉に気づける。 文体のカードは、くり返している言葉や文のくせ、決まり文句を原稿に色をつけて見せます。
文章は、示された点を見て自分で直します。フィードバックが文の位置に添削まで残さないようにするには、設定 > エージェントのフィードバック時のページ添削をオフにします。
カクヨムコン12の要項では、生成AIでアイデアを出したり校正したりする補助的な使い方は「AI補助利用」のタグの対象です。フィードバックを受けて自分で書き直した場合にどのタグが当てはまるかは、要項の表を読んでご自身で判断してください。
よくある質問
カクヨムコン12の締切はいつですか?
長編・短編とも、2027年2月1日(月)午前11時59分です。読者選考は2月8日(月)午前11時59分まで続きます。
10万字に届かなかったらどうなりますか?
長編は受付終了時点で本文10万字以上が条件なので、届かなければ選考の対象になりません。1万字以内なら短編のほうに応募できます。
読者選考のランキング上位なら中間選考を通りますか?
カクヨムコン12からは、上位なら必ず通るしくみではありません。読者選考期間中の評価を含む作品情報を見て、カクヨム運営がノミネートします。
中間発表と最終結果はいつですか?
中間選考の結果は2027年3月ごろ、最終選考の結果は5月ごろの予定です。
ネット小説大賞と同時に応募できますか?
カクヨムコン12の要項では、結果発表前にほかのコンテストで受賞した作品が対象外になります。ネット小説大賞の側は重複応募を認めていますが、結果は4月下旬でカクヨムコン12より早いので、ネトコンで受賞するとカクヨムコンからは外れます。詳しくはネット小説大賞(ネトコン15)の応募方法まとめに書いています。
更新履歴
- 2026-10-24 — 公開
参考
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実例でたどるウェブ小説連載
→韓国のウェブ小説『黒魔法使いと言われましたが、得意なのは土掘りだけです』1作を、TypeTakで構想から連載直前まで仕上げていく過程をそのままたどります。