魔法の種類と属性一覧|相性表、魔法名の付け方、魔法の仕組みの作り方
ファンタジーの魔法の種類は、大きく二つの軸で分けられます。火・水・風・土のような属性と、攻撃・回復・召喚のような効果です。魔法の仕組みとは、この二つをつなぎ、魔法を使うと何を払うのかを決めた約束ごとのことです。
この記事では、属性と効果ごとの一覧、属性の相性表、魔法名と詠唱の付け方を紹介したあと、魔法の仕組みを自分で作るときに決める七つのことをまとめました。作例はTypeTakのWeb小説講座の作品『黒魔法使いと言われましたが、得意なのは土掘りだけです』の土魔法です。
ポイント
- 魔法は「属性」と「効果」の二つの軸で整理すると決めやすい
- 属性の相性を決めておくと、戦いの場面がわかりやすくなる
- 魔法名は、作品の中で付け方をそろえるだけで本物らしくなる
- 魔法の強さより、代償と限界のほうが物語を動かす
属性一覧
| 属性 | できること | よくある性格づけ |
|---|---|---|
| 火 | 燃やす、照らす、壊す | 攻撃的、扱いが難しい |
| 水 | 水・氷・霧を操る | 柔軟、回復と結びつく作品も多い |
| 風 | 風、飛行、音 | 速さ、自由 |
| 土 | 土や岩を動かす | 防御、建築、地味だが頼れる |
| 光 | 照らす、浄化する | 神聖、聖女や神官の力 |
| 闇 | 影、隠れる、呪う | 恐れられる、誤解される |
| 雷 | 速く強く打つ | 一撃の鋭さ |
| 氷 | 凍らせる、止める | 冷静、守り |
| 無属性 | どの属性にも入らない魔法 | 身体強化、収納、鑑定など |
四大元素(火・水・風・土)に光と闇を足した六属性がもっともよく見る組み合わせです。そこに雷・氷・無属性を足す作品もあります。
属性の相性表(例)
| 強い相手 | 弱い相手 | |
|---|---|---|
| 火 | 風 | 水 |
| 水 | 火 | 土 |
| 土 | 水 | 風 |
| 風 | 土 | 火 |
| 光 | 闇 | 闇 |
| 闇 | 光 | 光 |
四属性を輪にして、それぞれが一つに強く一つに弱いようにすると、読者も覚えやすくなります。光と闇は互いに打ち消し合う形がよく使われます。東洋の五行(木・火・土・金・水)をもとにした相性を使うのも一つの手です。
効果ごとの魔法の種類
| 種類 | すること | 物語での使いどころ |
|---|---|---|
| 攻撃魔法 | 敵を傷つける | 戦闘の見せ場 |
| 回復魔法 | 傷や病を治す | 誰を治し、誰を治さないか |
| 補助魔法 | 味方を強くする、敵を弱くする | 目立たない仲間の活躍 |
| 召喚魔法 | 生き物や物を呼び出す | 召喚獣との絆 |
| 付与魔法 | 物や仲間に力を宿す | 魔道具、生産職 |
| 結界魔法 | 守りの壁を張る | 籠城、聖域 |
| 転移魔法 | 離れた場所へ移る | 旅、物流 |
| 時空魔法 | 時間や空間をゆがめる | 収納、ループ |
| 精神魔法 | 心を読む、操る | 信頼、同意の問題 |
| 幻術 | 感覚をだます | だまし合い |
| 死霊魔法 | 死者を起こし、話す | 悲しみ、禁忌 |
| 呪術 | じわじわと弱らせる | 遅い復讐 |
| 鑑定 | 物や人の情報を見る | 異世界もので定番の便利魔法 |
| 収納魔法 | 物を別の空間にしまう | 旅と商売を楽にする |
| 生活魔法 | 火をつける、水を出す、掃除する | スローライフ、日常の描写 |
| 封印魔法 | 力や存在を閉じこめる | 古い脅威の復活 |
魔法名と詠唱の付け方
魔法の名前は、作品の中で付け方をそろえることがいちばん大事です。よく使われる付け方は次のとおりです。
- 漢字にルビ:「炎槍《フレイムランス》」のように、漢字で意味を、ルビで響きを伝えます。Web小説でいちばん多い形です。
- カタカナだけ:「ファイアボール」「ヒール」のようにゲームに近い響きになり、読者がすぐにわかります。
- 漢字だけ:「火球」「治癒」のように落ち着いた和風・中華風の世界に合います。
- 等級をつける:初級・中級・上級・超級、あるいは第一階梯〜第十階梯のように段階をつけると、強さの差が一目でわかります。
詠唱を入れる場合は、長い詠唱と短い詠唱、無詠唱の差を力の差として使えます。主人公だけが無詠唱で魔法を使える、というのは定番の見せ方です。
魔法の出どころ
| 出どころ | 内容 |
|---|---|
| 生まれつき | 才能として持って生まれる |
| 学問 | 理論を学び、練習で身につける |
| 神の加護 | 神から授かる |
| 契約 | 精霊や悪魔と取引する |
| 自然 | 大地や季節から力を借りる |
| 血や命 | 自分の体を代償にする |
| 文字や紋章 | 魔法陣やルーンに力を込める |
魔法の仕組みを作るときに決める七つのこと
- 出どころ:魔法の力はどこから来るのか。誰が使えるのか。
- 代償:使うと何を失うのか。魔力、体力、寿命、お金、記憶。
- 限界:何ができないのか。できることより、できないことのほうが大事です。限界があるから選択が生まれます。
- 学び方:どう覚え、上達するまでどれくらいかかるのか。
- 社会での立場:魔法を握っているのは誰か。魔法使いは貴族か、兵士か、のけ者か。
- 名前:魔法・系統・階級をどう呼ぶか。
- 禁忌:何が禁じられていて、なぜか。禁じられた魔法は、物語の始まりになりやすい場所です。
作例:闇を恐れる世界の土魔法
『黒魔法使いと言われましたが、得意なのは土掘りだけです』の主人公クレイ・ローウェンは、魔力が少ない農村出身の少年です。ベルカディア王立魔導学院の入学試験で、判定石がクレイの属性を告げた瞬間、会場には「土魔法」が「黒魔法」と聞こえてしまいます。七つのことに当てはめると、こうなります。
- 出どころ:人は一つの属性を持って生まれ、判定石がそれを告げる。だから聞き違い一つで人生が決まってしまう。
- 代償:魔力はすぐに尽き、クレイの魔力はとても少ない。大きな魔法では勝てず、小さな工夫で勝つしかない。
- 限界:土魔法は土と石を動かすだけ。その限界が、クレイを戦いより掘る・建てる・耕す方向へ押し出す。
- 社会での立場:黒魔法は恐れられ、土魔法は農民の技と見下されている。クレイは二つの偏見の間に立たされる。
魔法そのものは地味です。物語を作っているのは、その魔法について人々が信じていることのほうです。
コピーして使える魔法設定シート
【魔法の仕組み】
魔法の呼び名:
出どころ:
使える人:
代償:
できないこと:
学び方:
等級:
属性・系統:
相性:
社会での立場:
禁じられた魔法とその理由:
魔法名の付け方:TypeTakで魔法の決まりをそろえる
TypeTakは、エージェントと一緒に書くAI執筆エディタです。魔法の代償と限界を一度決めて、80話目でも崩さずに書くために使います。
- 決めた決まりが一か所に残る。 魔法の出どころと代償、限界を、それを使う人物と一緒にワールドに書いておけば、昔の話を読み返さなくても確かめられます。
- 書きながら作った魔法も漏れない。 本文に新しく出てきた魔法や系統は、TypeTakがまだ整理されていないと知らせ、ボタンを押すとワールドに整理されます。
- 決まりを破った行を見つける。 フィードバックは画面の本文をワールドの設定と照らし合わせます。一人一属性と決めたのにクレイが火の魔法を使えば、整合性のカードに出てきます。
世界全体は世界観の作り方、職業はファンタジーの職業一覧もあわせてどうぞ。
よくある質問
魔法の属性にはどんなものがありますか?
火・水・風・土の四大元素に、光と闇を足した六属性がもっともよく使われます。雷・氷・無属性を加える作品もあります。
属性の相性はどう決めればいいですか?
四属性を輪にして、それぞれが一つに強く一つに弱いようにするのがわかりやすい方法です。光と闇は互いに打ち消し合う形がよく使われます。
魔法の名前はどう付ければいいですか?
漢字にルビ、カタカナだけ、漢字だけなど、作品の中で付け方を一つにそろえることがいちばん大事です。等級を付けると強さの差も伝わります。
無属性魔法とは何ですか?
どの属性にも入らない魔法のことです。身体強化・収納・鑑定などがよく無属性として扱われます。
魔法の仕組みは細かく決めないといけませんか?
物語の問題を魔法で解決するなら、ルールをはっきりさせたほうが読者は納得します。雰囲気として使うだけなら、謎のままでもかまいません。
参考資料
この記事を共有
今すぐTypeTakで最初の一文を変えてみましょう
TypeTakを始める
実例でたどるウェブ小説連載
→韓国のウェブ小説『黒魔法使いと言われましたが、得意なのは土掘りだけです』1作を、TypeTakで構想から連載直前まで仕上げていく過程をそのままたどります。